メーリングリスト宛に訓練メールを送付した場合、exe実行ファイル添付型の訓練メールであれば、訓練メールを開いたパソコンの情報を取得することができるため、パソコンの情報(ログインユーザ名など)から個人を特定することができるのであれば、誰が開封したかを特定することは可能です。
しかしながら、Word文書ファイル添付型やURLリンククリック型では、パソコンの情報を取得することはできないため、開封者情報として得られる情報は、誰が訓練メールを開いても同一になります。
訓練メールに添付されたWord文書ファイルが開かれたり、URLリンクがクリックされると、その都度、Webサーバーに対してHTTPリクエストが送付されることになるため、お使いの環境にプロキシサーバなどがなければ、全てのリクエストがWebサーバに送付され、何回開封されたか?の情報として取得ができることになりますが、お使いの環境にプロキシサーバが存在し、キャッシュデータを返すような状況となる場合は、Webサーバまでリクエストが送られてこないことになるため、開封したことのカウントが取得できないことになります。
以上より、メーリングリスト宛に訓練メールを送付した場合、exe実行ファイルやWordマクロなどのプログラムファイルを添付しない限りは、誰が開封したのか?を把握すること、また、何人が開封したか?を正確に把握することはできない可能性が高い。と考えて頂いた方が良いかと存じます。
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